沖縄旅行の写真

遊び半分で行った心霊スポットで

沖縄旅行を計画中  沖縄にもいくつもの心霊スポットがあります。観光地として人気が高まるにつれて、沖縄の心霊スポットガイドといった書籍や、沖縄の心霊体験を集めたホラー映像集なども発売されるようになりました。

こういった心霊系のネタが大好きな仲間をネットで募って、有名スポットでオフ会をする、という企画を見つけ、私は興味本位でそれに参加してみることにしました。 私はこういった不思議な話やオカルト系にネタは大好きでしたが、自分自身ではそんな体験をしたことはありませんでしたので、信じていたわけではありません。

それよりも、参加者に女性が多いことから、出会いを期待していた部分もあります。実際に、いざという時のために、ED気味の私はわざわざ病院に行って、ジェネリックのバイアグラを処方してもらい、持って行ったほどですから。 つまり、私は遊び半分で、心霊スポットに向かうことになったのです。

昼間なのに妙に暗い廃墟

 待ち合わせ場所の那覇空港にやってきたのは、男3人、女4人の計7人でした。この企画を主催したKはしっかりと予定を組んでおり、沖縄県内の有名な心霊スポット4箇所を1日で周る、というものでした。どれも、聞いたことのあるスポットですので、何も起こらなかったとしても話のタネになります。私は、趣味でネットの動画背信などを行っていましたので、そのネタになる、とも考えました。

メンバーでワンボックスのレンタカーを借りて、最初にやってきたのは廃墟系のスポットでした。比較的最近になって知られるようになったスポットですので、情報も少なく、ネタとしてはあまり面白味のない場所です。 ですが、せっかくですので、私はビデオカメラを用意し、みんなで廃墟の中に入って行きました。

外観からして、おそらくもともとはホテルだったようです。周囲はコンクリートの塀に囲まれていますが、ところどころ壊れていて、自由に出入りすることができました。 実際に、侵入者も多いようで、建物にはスプレーでさまざまな落書きがされていました。

建物の入り口も特に鍵がかかっているわけでもなく、自由に入ってくれ、といわんばかりです。

中に入って最初に受けた印象は、「暗い」というものでした。もちろん電灯があるわけではありませんが、窓が多く外の光が十分に入ってきているはずなのに、かなり暗く感じられました。入ってすぐの所に、テーブルやフロントなどがあり、やはりもともとはホテルだったようです。貼られているポスターなどを見る限り、ホテルとして使われていたのはそれほど遠い昔のことではないようです。しかし、それにしては痛みはかなり激しいものでした。

中に進んで行くと、ますます暗くなって行きます。そんなタイミングで、突然大きな音がしました。女の子は思わず悲鳴をあげてしまいます。しかし、周囲に変わった様子はありません。

なので、そのまま進むと女の子の一人がうずくまって動けなくなってしまいました。仕方なく、そこに立ち止まると、電気は通っていないはずなのに、私達の頭の上の蛍光灯が点滅したのです。そして、すぐに走るような足音がしました。その音はどんどん近くなって行きます。 私達は、慌てて逃げ出そうとしましたが、女の子の一人がうずくまって動けないままです。そこで、Kが彼女を抱えて外に向かって駆け出しました。

車に戻ってビデオを確認すると、廊下の向こうから、沢山の黒い影が迫ってきていました。怖くなってしまった私達が、心霊スポット巡りを中断したのは言うまでもありません。